こころに効く快適な休憩室

休憩室をうんと快適にして人材確保に努めている事業所がある。一人静に休みたいとき、あるいは仲間同士でくつろぎたいとき、TPOに配慮した清潔でデザイン性に富む空間と調度品が確保され、飲み物まで準備されている。
職場での休憩時の過ごし方の心身への効用は多様である。例えば、昼間に15分位仮眠すると心身のストレス解消や心筋梗塞の予防になるとの調査研究がある。中災防は、疲労、ストレスの回復度を向上させるとともに、コミュニケーションの向上、安全教育指導の場への活用、安全で活力ある明るい職場づくりのためにも快適な休憩室を以下のごとく具体に推奨している。

・ 手作りの花、観葉植物の設置(安らぎ感)
・ 従業員が撮影した写真掲示や持ち寄った本の配置(趣味を活かす)
・ 横になれる畳のスペースを設置(ストレス回復度向上)
・ 円形テーブルの設置(コミュニケーション向上)
・ 全面間仕切り(騒音遮断、冷暖房効率向上)
・ 冷蔵庫、テレビの設置(利便性向上)
この頃は、事業主自らが作ったランチを提供したり、弁当を一緒に食べる日などを入れたりしている職場も出てきている。各職場で出来るところからの環境改善が進んでいる。

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